■特集4・ポータブルでの音質アップ作戦■
夏です。
ヘッドホンが暑い夏です。
なので、せめて音ぐらいはちょっとがんばろうと。
そんなワケで、ポータブルでの音質アップについてちょっと語ろうと思います。
知ってる人は知ってると思いますが。


●音源の質を上げる


まず、すぐに出来ることとして。
出来るだけいい音源を用意しましょう。

良くあるのですが、128kbpsのMP3で音がシャキシャキするとか、ヘッドホン変えたけどいまいちあまりよくなかった、とかいうことがあります。
もちろん、利便性は優先してそういうのもいいのですが、そこはそれ。
MP3なら128kを196k〜にするだけでだいぶ違います。
突き刺さった高音が多少静かになったり、変に膨らんだ低音が収まったりという現象が起こります

理由を説明すると。

320kbpsのMP3だと、それ単独で聞いた場合だとほとんどCD音源と区別つきません。
ですから、320kbpsを基準と考えると、128kとい数字は相当に情報が削減されていることになります。

削減された情報をどう補うかといえば、エンコードの際、足りない情報を先鋭化させることで補います。
つまり、音情報は劣化すると補正も含めて「強く鋭く、そして細やかさ的には甘く」なっていきますので、耳に刺激が強い音になります。
また、極高音や極低音はどんどん減衰しますので、この辺も注意。テクノ系ではかなり曲が変わって出ることもあります。
なので、情報量を増やすだけで、この辺、だいぶ変わってきます。
もし、まったく変わらない、というならそれは、自分自身に聞き分ける能力がしっかり出来ていないか、ヘッドホン自体が聞き分けられるようなヘッドホンでない可能性もあったりとか。

また、再生機器が今ひとつ力を発揮できない場合もあるかと思います。
その辺はヘッドホンとの組み合わせの相性による場合もありますし……たとえばメモリーオーディオプレーヤーの場合は電力の関係から、音量取るのが精一杯のになってしまったりすることもありますから。
その場合は、やはりいっぱいいっぱいですから、再生機器もヘッドホンも性能を存分に発揮しきれないのもまたしかりというべきでしょう。

ちなみに。
メジャーどころではglobeなど、128kbpsのMP3にしてしまうとかなりわかる感じで減衰があるんじゃないかな。
暇な人は試してみるといいかも。

まあ、持ち運びの便利さもありますから、その辺は都合のいい辺りで。
知識として持っておいた上で、選択肢のひとつとして考えるといいのではないでしょうか。


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●電力を補う

その次の方法として、「電力を補う」というものがあります。
なんだそれは、とお思いの方もいらっしゃるかもですが、これが結構変わってきます。

まず、ポータブルではさまざまな方法を駆使して、再生時間を長持ちさせるようになっています。
つまり、省電力化を図ることで出来るだけ長く楽しんでもらおうということになります。

ただ、これには唯一の落とし穴として「高音質での再生能力を犠牲にする」という欠点があります。

おそらく、ポータブル機での再生に関して言えば、充電地での使用では70〜80%ぐらいでしか能力が発揮できないように思います。
個人的には特に低音の減衰が顕著で、一定以下のの低音はかなり削れるように思います。
ためしにアダプタ使用での試聴をお勧めします、おそらくだいぶ違う勢いじゃないかと思います。

そこで、「付属の電池ボックス」の使用です。
普段使わない人が多い電池ボックスですが、実はこれでだいぶ変わります。
電池は充電地を買ってしまえばバンバン使えるので、再生時間は延びる、音質が上がる、万が一電池切れしてもその辺で買える、と結構メリットはあるかと思います。

まあ、やはりかさばるのはどうしようもないので、利便性との相談になると思いますが

特にMDプレーヤーに関しては相当の省電力化が図られている傾向が高いですので、かなり差が出ると思います。

また、ポータブルのメモリーオーディオやHDDプレーヤーに関しては、USBの電池式補助電力関連のアイテムなんかでもいい感じではないかと思います。


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●リモコンをはずす

そして、リモコンです。
意外に気付かないのですが、リモコンは本体の電力で動いています。
つまり、「タダでさえ少ない電力の本体から更に電力を奪う要因」となっています。
となれば、リモコンをはずせば音質が上がる道理です。

また、リモコンはケーブルでリモコン信号を流していたりしますし、「リモコンを間に挟む」ということはリモコンの中を音楽信号が通過しなければいけないので、リモコン本体自身が音質劣化の原因なったり、また、リモコンケーブルの質などもあまりいいものではないと思いますので、音質の妨げになる要因を結構持っています。

ただ、やはりリモコンは便利なことこの上ないので、どうしても使いたいという向きもあるとは思います。
その辺は個人的な取捨選択でかまわないと思います。


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●機材を変える、ポータブルアンプを使う

で、ここからは趣味です、どうみても。

更にこだわるなら、ポータブルアンプを購入する、という手があります。
要するに、もう、機材の方に手を加えてしまおうと。
そういうことです。

ただし、どうみてもコストに割が合うようなレベルでは音質アップはしませんので、ほどほどにw
とはいえ、Dr.HEADなどのポータブルアンプを使用した感じでは、なかなか楽しめたと思っています。
もっとも、OPAMP(アンプとしての機能の決め手ともいえる増幅装置)を改造のために2〜3種類買ったんで換装費も含めて2万ぐらい飛んだように思いますが。

また、ヘッドホン同様、やはり再生機器にも機種やモデルによっても差があります。
再生するものによって、それなりに癖や傾向がありますので。
ポータブルMDよりはポータブルCD、ポータブルCDより開発に勢いのあるポータブルDVD、などいろいろ探しようはあるかと思います。
もう少しHDDプレーヤーの再生時間が延びてくると、デザインのみならずいろいろ音質でも開発競争が始まると思いますので、そうなったら結構メモリーオーディオやHDDプレーヤーの音も良くなるかも。
今も開発競争が盛んなのでいろいろ期待できそうです。
最近はメモリーオーディオにもデジタルアンプ搭載機種などが登場して、目が離せない感じです。


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