■特集3・AVフェスタ2004レポート■
えー、行って来ましたAVフェスタ2004。
みなとみらい線など全く無視して、横浜から徒歩20分でパシフィコ横浜ですよ。

結論から言うと、ヘッドホン関係はほとんどオーディオテクニカさんだけで、他社さんのヘッドホンはサラウンドのコードレス5.1chのヘッドホン、要するにDVDやプラズマテレビなどのAV用ヘッドホンが主体でした。
やはり業界的にはそのあたりが華やかなんだろうなあ。個人的には、アレはどうも霞がかかったような鳴り方ををするのが今のところ性に合わない感じなのですが。
でも、コードレスで5.1chデジタルサラウンドって言葉の響きは強いし、普通のヘッドホンでも音が移動する、音に空間があるなんていうのは普通の人は知らないってコトです。我々ヘッドホンのファンも頑張らなければ!
で、感想としましては、平日だったこともあり結構快適な環境で楽しむことが出来ました。メーカーさんの人たちにも丁寧に説明していただきまして、非常に面白かったです。この場を借りましてお礼を述べさせていただきたいと思います。
平日でもあれだけ忙しそうなところを見ると、今週末は各メーカーさんもかなり大忙しじゃないかと思うのですが応援しています。

と言うことでレポ行きましょう。順序は回った順になっています。
なお、写真はへたくそだというのを痛感しました、アングルも悪いし、かなり失敗してるし_| ̄|○
おかげであまり写真載せられませんでしたごめんなさい。

●オーディオテクニカ
うちのサイトでもかなりの数を紹介させてもらっているヘッドホン業界の大手メーカー。
今回の目玉は11月発売予定の新製品。
目に入った瞬間、おお、と言う感じ。これでこそ来た甲斐があると言うものです。
開放型ADシリーズのハイエンドモデルの追加と、コンパクトに折りたためるポータブル密閉型モデルの新モデル。
ADシリーズのアンプはAT-DHA3000、ES5のアンプはAT-HA60でした。

全体的には好印象で、特にAD1000のバランスは値段設定もあいまってかなり期待がもてそうな感じ。
ES5はいい感じにPX200の対抗馬となってくれると面白いのですが
なお、発売時には最終調整などでまだ音の印象は変わる可能性がありますので、参考程度に。

■ATH-AD900


重量250g/φ53mmネオジウムマグネット/CCAWボビン巻きボイスコイル
出力音圧100dB/周波数帯域5〜35000Hz/最大入力700mW/インピーダンス32Ω
店頭予想価格 2万台中盤ぐらい?

全体的に音のバランスを良くしたAD700と言うのが第一印象。ポップスなどと相性もいいと思うし、あの高音や低音からすると静かな音楽もいけるのではなかろうか。
割といい感じに低音が出るしAD700ほどシャリついた感じはしなかったが、エージング不足なためか多少シャリついた感じ。こなれると面白そう。
上位機種を聴いたせいもあると思うのですが、ある種、上品なドンシャリなのかも知れないとも感じかな。
全体的なバランスが気持ちよかったです。
あと、やはり250gはやはり軽いです。この点はかなり好印象。

■ATH-AD1000


重量260g/φ53mmネオジウムマグネット/7N-OFCボビン巻きボイスコイル
出力音圧100dB/周波数帯域5〜40000Hz/最大入力1000mW/インピーダンス38Ω
店頭予想価格 3万台中盤ぐらい?

バランスが良く、全体的に音が柔らかく上品でまったりしている感じ。
いい具合に角が取れたというか、無理な音が出ていない感じ。ホントに刺激の強い音は出さない上品なまったり具合のバランスがすばらしく、今から欲しくなるような音でした。
変に主張するような音でも無く、甘すぎずキツすぎず。派手じゃないのに満足する音は感じは、好む人が多そう。
一言で言うなら、そつの無いヘッドホン、という印象でした。

■ATH-AD2000


重量250g/φ53mmネオジウムマグネット、7N-OFCボビン巻きボイスコイル/バーメンジュール採用磁気回路
出力音圧102dB/周波数帯域5〜45000Hz/最大入力1000mW/インピーダンス38Ω
店頭予想価格 6万円台ぐらい?

これは両出しコードのモデル。細い金属棒のヘッドバンドが印象的。
こなれてないせいもあるのか、中音域が強めで上下はちょっと押さえ気味カマボコな印象。若干ハイ寄りか。
ただ、それでもAD1000とハッキリと違う解像度はそういうところが気にならないぐらいです。かなりやられました。
非常に抜けが良くさわやかな印象で、これに比べるとAD1000でさえも曇っているとさえ感じるほど。
実際の発売時にはどうなるんだか楽しみなモデルです。
あと、AV Watchでは価格が8万円との情報が出ていましたが、AD2000の情報は定価8万円と言う話みたいです。

■ATH-ES5


φ40mmネオジウムマグネット、CCAWボビン巻きボイスコイル
出力音圧109dB/周波数帯域5〜25000Hz/最大入力100mW/インピーダンス36Ω

定価 1万円前後?

値段設定はもう少し先になりそうな感じかも。たぶんPX200を意識した値段になると思われます。
音は、今までのポータブルの傾向と違って割とおとなしくフラット。あまり派手な音は出さない感じ。
PX200同様、折り畳みが出来、コンパクトに持ち運べて、通勤時に背広などにも合うものを目指したのだそうですので、音もそれに合わせたのかもしれません。
デザインは地味めで派手さが無いながらも凝っている感じ。シルバーと黒の二色がある、写真はシルバー。
音漏れはチェックしてみましたが、漏れなさそうでした。
でも、今日聴いた段階では、あまり定位とかが感じられなかったのがすこし残念。
ただ、ADの新シリーズも聴いた感じこなれてなかったっぽいので、ES5に関してもまだ最終調整があると思われます。
また、もしかするとAVフェスタ最終日にはもっといい音になっているかもしれません。
折りたたみに関しては、かなりコンパクトになります。まさに手のひらサイズ。
ホントは写真あったんですが失敗してました…テクニカさんごめんなさい_| ̄|○

うちのサイト的にはES5が楽しみですが、ADシリーズもかなり欲しくなるぐらいの感じでした。
かなりいい感じで音作りがなされているようなので、個人的にも期待。
なお、FCシリーズの新色も展示されていましたが、写真で見るよりも実物の方が地味でいいです。
実際に見ると艶のあまり出ないメタリックなレッドとブルーで金属色でした。


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●ビクター

参考出展でしたが、陰ながら噂に聴いていた木製ハウジングのヘッドホンを展示されていました。
無垢材削り出しの木製ハウジングにドライバ直付けの世界初ダイレクト・ウッド・マウントということで、現在開発中とのコト。
確かに木材の選別から始まって、音の調整もさることながら生産、流通の確保まで考えると気が遠くなりそうです。
木材の厚さも相当なもので、非常に興味をそそられます。
世界初なだけにいろいろと調整も大変なようですが、魅力的なヘッドホンとしてぜひとも頑張って欲しいところ。
ぜひ、夏と冬の音の違いというものを味わってみたいですね。

なお、実際のモデルとしてはぜひともアンプを併用して欲しいとのコト。
その魅力を存分に引き出すためにも、アンプと組み合わせた使用が推奨されるようです。
どのアンプとの組み合わせかでも、また面白さが出るのかも。



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●ソニー

ソニーさんからはヘッドホンの出展は無かったのですが、エニーミュージックの紹介に力を入れている感じでした。
エニーミュージックというのは、一言で言うなら要するに楽曲のダウンロード販売システムです。
FMラジオと連動してオンエア中の曲を即ダウンロード出来たりと言った、あこがれの未来生活的なシステムでもあります。
楽曲のダウンロードによる販売だけではなくCDの宅配もしてくれるというのは面白いところ。
試聴可能な曲も多く、iTunesなんかもそうですが、将来的にはこういった形の楽曲提供や販売が主流になるのではないでしょうか。
個人的には楽しみな技術だし、ぜひ応援したいと思います。

ただし、残念なことに現状では回線などの問題で、ダウンロード時間との兼ね合いで設定された音質の悪さがネック。
BOSEのクワイアットカンフォート2で試聴させていただいたのですが、非常に定位感(立体感)に乏しく、おそらくは5〜6千円クラスのヘッドホンでも物足りなさを感じると思います。
回線の問題ばかりはソニーさんが自力でどうにか出来ることでも無いので、現在の要望としては音質選択の自由は欲しい感じです。
悲しいことに、音質に対するユーザーの認識は基本的には低い(音が響く/響かない以外の認識が薄い)ので、認識を育てる為の努力は必要に思いますし、ひいては音楽業界の発展やアーティストの育成にもつながるのではないでしょうか。

なお、近々新製品発表のあるのではないかとの噂もあるCDシリーズヘッドホンに関しては質問をしてみましたが、ホームAV関連のほうではその辺の情報はわからないとのコト。


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●パナソニック

こちらもヘッドホンの出展なし。残念。
ちょっと自前のポータブルCDプレーヤーがへたり気味なこともあって、その辺の出展を見てきました。
Bluetoothのポータブルプレーヤーの出展がありましたが、リモコンすら使わない自分が外でBluetoothはまだ不安なのでしばらく様子見。
代わりに、音質補正デジタルアンプD-Soundが売りのポータブルCDプレーヤーの新製品、SL-CT720/820の話とか聴いてきてみたり。
相変わらずリモコンの漢字表記は無し。また、リモコンが無いとD-Soundのエフェクトがまったく操作出来ないのは不便。
D-Soundは従来のS-XBS/S-XBS+/TRAINに加え、3D効果(2種)とか選べたりしてこれは面白い感じ。
面白いが、手持ちのヘッドホンで聴いたわけではないのでどの程度か詳しくは不明。店で実際に買うときは聴かせてもらう予定ですが。
なお、D-Soundの効果は定位などのデータ情報が多いほど有効だとか。つまりMP3よりもCDの方が効果が高いということのようです。
ライン/光出力端子にはD-Soundのエフェクトはかかりません、念のため。
また820はHiMAT対応で、曲順の処理が楽になった模様。
なお、基本構成として中身は720も820も同じと言うことで音質的な違いは無いと言っていました。
そのうちCT720か安いポータブル買うかも。
演奏時間が長いのは魅力なんですが、何せ普段が8時間程度しか鳴らないような奴で当たり前のように聴いてるので。


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●ナイコム

GradoのハイエンドヘッドホンRS-1をRA-1との組み合わせで聴いてきました。
ただし音源はなんとiPodMini…AVフェスタでこれはなんかさびしいかも。ケーブル売る会社がそんなんでいいのだろうか。RS-1で音を聴いても、これではケーブルの宣伝にもRS-1の宣伝にもなりにくいと思うのだが…と思わずにいられなかったかな。
それはさておき、肝心の音ですが、自分にはちょっとドラムがキツいかも。
まあ、この組み合わせからくる音かもしれないのですが、それでもやっぱりちょっときつかったかな。でも、全体としては好印象、聴き疲れのしない音と言うか、割と普通に音が聞こえてくる感じ。ヘッドホンでなくスピーカーとかで鳴ってるみたいな。
これはヘッドホンいろいろ聴いてないとスルーするぐらいかも。
なぜかiPodに入っていたアリスのチャンピオンを1曲しっかり堪能してしまいました、思わず。


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●バンダイ

バンダイが何を出しているかと思えば、LITTLE JAMMERというジャズ人形セット。
専用ROMで音楽に連動した動きを見せるのがいい感じ。
ただし、肝心の音はあからさまに安っぽい電子音なので、結局は玩具の範囲でしかないのは残念と言うほか無い感じ。
でも定価2万円ぐらいなので、記念の贈答品としてはいいかも。
魅力的なだけにちょっと勿体無い感じでした。


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●テイクティ

TAKE Tというアンプからヘッドホンのハイエンドなフルセットを販売予定らしい。
聴いてみた限りでは多少シャリつくものの、独特の空気感が面白い。
でも、ちょっと好き嫌いが出そうな音かも。少なくとも空気が耳に当たる密閉感が嫌いな人は嫌がりそう。
来年の発売予定らしいので、まだかなりかわると思われる。
なお、無骨な外見には似合わないほどのかなりの軽さで、耳に全く当たらない装着感は快適で面白かった。


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●総評

えー、かなり楽しんできました。
始め、テクニカさん以外ヘッドホンがあまり無かったのでどうしようとも思いましたが、ぐるぐる回ってるとやはり楽しかったです。
やはりいろいろと見たり聴いたりしつつ、気になったところや説明など、メーカーさんのお話なんかも伺うともっと面白いかも。
工作や講演会などのイベント合わせで、気軽に楽しむと面白いのではないでしょうか。
また、車をお持ちの方は車載AV機器の方も面白いかと思われます。
なお、横浜から歩く場合は、そごうに向かって直前右脇のダイヤモンド地下街出口から、あからさまにみなとみらいな場所をずんずん目指して行き着く果てみたいな感じです。でも、会場でも延々歩き通しになると思うので、歩きになれて無い人はやめたほうが無難です。


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